試作事業
- 「短納期で希望どおりの精度の試作品が欲しい」
- 「複数の試作品を低コストで製作してほしい」
こんなご要望はありませんか?
株式会社日伸は1946年の創立から長年にわたり積み上げてきた高い技術力で、お客様のご希望に合わせたワーキングモデルやデザインモデルを製作いたします。
株式会社日伸は1946年の創立から長年にわたり積み上げてきた高い技術力で、お客様のご希望に合わせたワーキングモデルやデザインモデルを製作いたします。
これまでトヨタ自動車・トヨタグループに数多くの試作部品を納品してきた実績を活かし、クオリティにこだわった製品を皆様のもとにお届けします。日本全国のご注文に対応いたしますので、試作品・試作モデルのお悩み・ご要望はぜひ弊社にお気軽にご相談ください。
真空注型とは?
真空注型とは、原形となるマスターモデルを光造形や切削加工で製作し、そのマスターサンプルをもとに型製作(シリコン型、樹脂型)して、複製品を製作する技術のことです。
真空注型では、真空状態を作り出して型に樹脂を流し込むので気泡の発生を防止でき、金型に匹敵する精度での製作が可能です。
また、塗装・シボ再現・表皮貼りの対応も可能で、最終製品に近いデザインで確認できるのも大きな利点です。
真空注型のメリットとは?
1.低コストで試作品を製造できる
真空注型では基本的にシリコンゴムを用いて複製用の型を製作します。
そのため、イニシャルコストが大幅に安くなり、試作品製作の費用の削減が可能です。
そのため、イニシャルコストが大幅に安くなり、試作品製作の費用の削減が可能です。
特に5個~20個などのロット数の際には、射出成型や切削加工と比較してコスト面で優位性を発揮しやすいです。
50個~100個のロット数の際は、樹脂型をご提案します。
2.短納期で試作品を製造しやすい
真空注型では、制作に時間のかかる金型を使用せず、簡易的なシリコン型で複製をおこなうので、迅速に複数の試作品を納品できます。短いリードタイムで複数の試作品を用意したい場合に、非常に適しています。
3.試作品のような小ロット生産に最適
合成樹脂の成型では金型を用いる射出成型が広く使われていますが、少量・多品種となる試作品の製作にはコスト・納期の面であまり向いていません。それに対し、シリコンゴムで迅速に型が作れる真空注型はイニシャルコストが低く納期も短いので、複数個の試作品の製作には最適です。
特に5個~20個程度の試作品が必要な場合は、真空注型での製作をお勧めしております。
※20個を大きく超える個数だと、シリコン型からオイルが抜けて摩耗していくので、新しいシリコン型を作る必要があります。
真空注型で製作できる試作品の材質
【PPライク】
PPライクは、ポリプロピレンに物性を似せた樹脂のことです。比較的高い強度と弾力性・柔軟性を備えている材質です。
ポリプロピレン製品のシミュレートや、組付けの確認、スナップフィットのチェックに適しています。
【エラストマーライク(ゴムライク)】
エラストマーとは、「elastic(弾力のある)」と「polymer(重合体)」を組み合わせた工業用材料の総称で、ゴムのような柔らかさや弾性を持つ高分子のことです。ゴムもエラストマーに含まれます。
硬度を30度~90度の範囲で調整できますので、さまざまな部品の試作に適しています。
お客様のご要望に応じで材質をご提案します。
■切削加工(デザインモデル、機能部品、検査治具、各種治具)
弊社では木型師のころから培ってきた高い技術力を生かし、5軸加工機(3台)による高い精度の切削加工品の提供が可能です。
量産品と同様の材料を使用できるため、厳密な機能評価が必要な場面などで利用されています。
また、検査治具・各種治具に関しては仕様段階から内容、コストのご提案をし、製作~検査まで対応します。
粉末造形
粉末造形とは、3Dプリンターの一種で、パウダー状の微細なナイロン粒子をレーザーで焼き固めて積層化する技術です。
型を作ったり切削加工したりする必要性がないので、納期が短いうえにローコストなのが特徴です。
パイプや曲面の多い複雑な形状の部品でも一体造形(500×500の範囲)できるので、見栄えもよく強度も優れています。
以上の特徴から粉末造形は、自動車グリルや外装などの自動車機能部品の試作品や、デザイン検討用のプロトタイプなどに利用されています。
また、高い耐熱性を活かせるエンジン・モーター周辺の部品や、照明のカバーの試作などにも適しています。
特に一品物などはコスト面で優位性を発揮します。
光造形
光造形は3Dプリンターの代表的な製法の一種です。
液体状の紫外線硬化樹脂(紫外線を当てると固まる樹脂のこと)に対して、紫外線レーザーを照射して、一層ずつ積層化することで部品を加工します。
複雑な形状の部品でも造形が可能であり、リードタイムも短いのが最大のメリットです。
ただし、樹脂の種類にもよりますが耐久性はやや弱く、光に長時間当てることで変色が発生するデメリットもあります。
光造形は、短納期で試作品が必要な場合や、鋳造や真空注型のマスターモデル製作にも利用されています。
可視化品、デザイン確認モデルや展示会用のサンプルなどの試作品など、幅広いニーズに対応可能です。
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株式会社日伸の強みとは
1.木工所の時代から100年以上にわたり蓄積してきた、高い技術力
弊社は1915年に木工所としてスタートし、1946年より模型メーカーとしての道を歩み始めました。
その後もトヨタグループを中心としたお客様のご要望に真摯に向き合い、たゆみなく完成度を追求することで、技術力を向上させてきました。
「複雑な形状なので、この納期では製作が難しいのでは…」とお悩みの案件でも、まずは私たちにご連絡ください。
2.最適な製法を使い分けることで、短納期・低コストを実現
これまでご説明してきたように、弊社では真空注型・切削加工・粉末造形・光造形など、多様な方法で試作品の製作をおこなえます。
そのため、試作品のサイズや数量、用途に応じて最適な製法を選択することで、柔軟な対応を可能としており、短納期・低コストを実現しています。
3.複雑な中空形状のパイプやダクトの試作品製作もお任せ下さい
弊社では、多面加工や複雑形状のパイプやダクトの一体試作を得意としており、トヨタグループをはじめとした多くのお取引先様から高い評価をいただいております。
耐熱仕様のパイプ、ダクトの試作品が必要な場合なども、お気軽にご相談ください。
4.透明な可視化モデルも製作可能なので、試作の段階で液体や空気の流れを目視で確認できる
「部品を試作する段階で、オイルなどの液体や空気の流れを直接目視で確認したい」というご要望も多いと思います。
株式会社日伸では透明な可視化モデルの製作も得意としております。
アクリル樹脂の切削加工や、3Dプリンターによる耐熱性を備えた可視化モデルの製作も可能なので、機関内の流量の調節や確認を、よりスムーズにおこなえます。
株式会社 日伸の主要取引先
トヨタ自動車㈱、トヨタ自動車東日本(株)、トヨタ自動車九州㈱、トヨタ車体(株)、㈱豊田自動織機、日野自動車(株)、岐阜車体工業(株)、AGC㈱、㈱中外、イビデン樹脂㈱、富士精工㈱、TB物流サービス、㈱豊通マシナリー、日本テクニカルサービス、オートリブ、㈱トヨタカスタマイジング&ディベロップメント、セーレン㈱、キンテック、㈱エポックモールディング、東海部品工業(株)、エース産業(株)、㈱セキソー、大豊精機(株)、万能工業、タケミ精工㈱ ※順不同
短納期で精度の高い試作品をお求めの方は、ぜひ株式会社日伸にご相談ください!
株式会社日伸はこれまで数多くの試作品の製作を手掛けてきました。
100年以上にわたって、ものづくりに真摯に取り組んできた知識と経験を活かし、皆様のご要望どおりの製品を提供できるよう、柔軟に対応いたします。
試作品についてのお悩み・ご要望は、以下のお電話番号やメールフォームから、お気軽にご相談ください。
皆様からのご連絡をお待ちしております。